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近年、発酵食品に含まれる乳酸菌が腸を元気にし免疫力が上がる（風邪やアレルギーを改善するパワーがある）ことがわかってきました。

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・「発酵食品」とは

食材を微生物や酵素の働きを利用し発酵させた加工食品です。発酵は各国・地域の気候・風土に根ざし利用されてきたもので長い歴史を持ちます。



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・発酵の効果

食材は発酵することにより、保存性が良くなり栄養価が上がります。また独特の香りやうま味も産生されます。食品中に含まれる抗酸化物質（ビタミンC，カロチン，カテキン，フラボノイド などの低分子物質）は、生の状態では細胞内に強く結合しているため、十分な働きができません。
しかし、発酵過程などで種々の酵素が働くことにより、この結合がとれて効率よく抽出され、非常に強い抗酸化作用を持つようになると言われています。

免疫細胞の70～80パーセントは消化器官に存在するため、発酵食品を食べて腸内環境を整えることは、免疫力を高めることにつながります。

発酵食品を摂ると腸が健康になる理由は、発酵食品に、善玉菌である乳酸菌が、多く含まれているからです。

また発酵食品は、乳酸菌のエサとなる食物繊維と一緒に摂ると、より効果的であると言われています。

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・乳酸菌とは

乳酸菌と言えば、「ヨーグルト」や「チーズ」等乳製品をイメージされる方が多いと思いますが植物由来の食べ物にも含まれています。この「植物性乳酸菌」は、野菜や豆、米や麦などの植物素材を発酵させる働きを持ちます。

発酵した「乳」に生育するものは「動物性乳酸菌」と呼ばれ区別されています。

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・植物性乳酸菌のチカラ

植物性乳酸菌は動物性乳酸菌に比べ、塩分や酸が多い過酷な状況でも生息を続けます。この植物性乳酸菌の「生きて腸まで届く力」が、私たちの腸内環境を改善する力として注目を集めています。　植物性乳酸菌の中には免疫賦活作用が確認されているものがいて、それらには病気になりにくい体にする効果が期待されます。