イメージと異なる中国飲食事情 ~中国人は辛い食べ物が好き?~

2019年12月25日

シトラスジャパン株式会社

日本人が中国についてあまり知らない理由は様々ありますが、その理由の一つは、中国についての情報入手方法の少なさにあります。テレビやインターネットは情報を得る方法の一つですが、中国については政治的なものが多く、本当の中国の姿を知るには適さない方法になっている面もあります。前回のコラムでは日中の料理名について少し触れたので、今回も引き続き食べ物をテーマに書きたいと思います。

中国人は辛いものを食べるのが好きですかとよく聞かれます。
答えは、いいえです。特別に辛い物が好きなわけではありません。辛い物が苦手な中国人はたくさんいます。広州や福建省東南地方の伝統料理は、まったりと濃厚な味付けです。食材に関しても、旬の食材を利用するなどのこだわりは日本料理と同じです。辛さは中国の一部の地域で(特に東南・南部沿海)ただ、料理の味を引き立たせるための脇役的な役割を担っています。

麻婆豆腐などの辛い料理は、日本で代表的な中華料理として認識されています。味が薄くあっさりとした日本料理と比べて、その独特の辛さが印象的であるからだと考えられます。辛くない中華料理は、塩加減と旨味の点で日本料理よりも濃い味となっています。私は、日本での食事では味を薄いと感じることがよくあります。中国国外では...


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シトラスジャパン株式会社

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