八味地黄丸(ハチミジオウガン)

2014年06月20日

漢方薬辞典

八味地黄丸(ハチミジオウガン)

①.配合生薬
 地黄   (ジオウ)   :5~6g
 山茱萸  (サンシュユ) :3g
 山薬   (サンヤク)  :3g
 沢瀉   (タクシャ)  :3g
 茯苓   (ブクリョウ) :3g
 牡丹皮  (ボタンピ)  :3g
 桂皮   (ケイヒ)   :1g
 加工附子 (ブシ)    :0.5~1g

②.効能
 主に中高年以降の人で、疲れやすい、手足の冷え、腰痛、ほてり、尿量減少、
 ときに口の渇きなどの症状がみられる場合の
 腰痛、前立腺肥大、勃起障害、高血圧、腎炎、糖尿病、坐骨神経痛、
 高齢者のかすみ目、かゆみ、むくみ、排尿困難、頻尿、
 などに用いられます。

③.適応症
 高血圧(コウケツアツ)
 前立腺肥大症(ゼンリツセンヒダイショウ)
 腰痛(ヨウツウ)
 腎炎(ジンエン)
 糖尿病(トウニョウビョウ)
 坐骨神経痛(ザコツシンケイツウ)

④.使用上の注意
 下痢、食欲不振、胃部不快感、発疹、かゆみなどの
 症状が現れることがあります。
 体力があり自覚的に熱感のある人、妊婦または妊娠している
 可能性のある女性の服用は慎重を要します。

投稿者

漢方薬辞典

漢方薬は、身体の調整や体質の改善を進め、自己治癒能力を高める事により病気治療をする。 薬草や鉱物などの生薬から作られた漢方薬をご紹介。