リデュース・リユース・リサイクルの3Rといわれる資源活用促進をうたった政策が打ち出されて久しい現在、日本には様々なリサイクル法が誕生しているのをご存じでしょうか?
1993年11月に環境保全の基本理念を定めた環境基本法が制定されてから、有名な家電や自動車をはじめ、私たちの生活する日本では様々な製品がリサイクルされていますよね。
そこで、今回は、日本のリサイクル法にスポットを当ててみましょう。
【容器包装リサイクル法】
1995年に公布された容器包装に関するリサイクル法です。今では当たり前になっているペットボトルやビン・缶の分別はこの法律によって定められ、消費者や回収する自治体には分けて回収することがが求められるようになりました。
【家電リサイクル法】
2001年4月に施行された法律で、現在、冷蔵庫、テレビ、エアコン、洗濯機の4品はリサイクルの対象として義務付けられています。これらを廃棄する場合には消費者や自治体などが費用を負担することになっています。
【建設リサイクル法】
2000年に公布された建設資材廃棄物の再資源化や解体工事業者の登録制度について定めた法律です。
【食品リサイクル法】
2001年5月に施行された食品廃棄物の抑制を促進する法律で、主に製造や加工や小売業、さらには飲食業の関係者が対象となっている法律です。コンビニや外食店では賞味期限などの関係で廃棄率が高いといった問題があります。排気された食品を肥料にするなどの取り決めがなされています。
【自動車リサイクル法】
2002年に公布された廃車の適性な再資源化を定めた法律です。輸出入や販売において不法な埋め立てや投棄を禁止し、消費者にリサイクル費用を負担させるものです。
いかがでしょうか?
こうして見ると1990年代末から2000年代初頭にかけて日本ではリサイクルへの強い関心と取り組みがあったことがうかがえます。
この機会に、これらのリサイクル品についてもう一度考えてみるのも良いかもしれませんね。
日本のリサイクル法
2013年07月10日