私は、趣味でボンゴを演奏します。
ボンゴはピッチが高めで、ラテン音楽などでよく耳にする、軽快な音が特徴ですが、ちょっとチューニングを低めにし、アコースティック編成のバンドで、ロックな演奏をしてもなかなか合います。
また、コンガやカホンなどに比べると、サイズが小柄なため、運搬も楽です。
そんな楽しいボンゴですが、梅雨時には、ヘッドが湿気の影響を受けやすく、演奏前にいつもどおりのチューニングをしていても、すぐに狂ってしまうことがよくあり、困ってしまいます。
私が使っているヘッドは、本皮製ではなく、プラスチックの表面にコーティングをほどこしたものなのですが、それでも十分に影響を受けます。
演奏中にチューニングが狂うと、直す暇もなく、妙なピッチが気になって良い演奏が出来ません。そんな事態を防ぐために、私は梅雨時のみ、チューニングをいつもとは少し変えて行っています。
まず前提として、私はプラスチックベースのヘッドを使っているため、保管するときにヘッドを緩めたりしません。そして本題ですが、いつもはその状態から直接チューニングに入ります。
しかし、梅雨時は、チューニング前にヘッドを一度ゆるめます。それから、低い方を心地よいピッチになるようにチューニングします。
それから、低い方と比べつつ高いほうを調度よいピッチになるようチューニングします。そして、最後に高いほうさらに、少し高くチューニングします。
結果的には、いつもより低い方と高いほうの音程差がやや大きくなるようにセットするわけです。
私はこうすることで、梅雨時のチューニングのズレが軽減できました。各楽器の状態や、人それぞれの叩き方もあるので、確実に効果があるとはいえませんが、もし同じことでお悩みであれば、一度試してみるといいかもしれません。
梅雨時の楽器ボンゴ対策
2013年09月24日